うさ太の誕生

ぴょん太を月に帰す方法が見つからないままその後も時空の穴に落ちてしまう者がいました
幸いこどもたちは筏に乗っていつせいか被害にあいませんでした
でも灰色さんはいろいろ方法を考えていたのです

魔法のほうきに乗せて飛ぶ・・・でもこれは長耳には経験のないことだったので怖がって飛ぶことができませんでした
空を飛ぶことを練習させようとしましたがガタガタふるえてしまった黒色さんも操縦ができませんでした
そのうち・・・月に帰ることもできずに地球で最後を迎えてしまう長耳さんもいました
ところが地球でも煙になると月に向かってのぼって行き命の森に行き着くことがわかりました
「もしかして煙になれば月に帰れるのでは・・・最後では無いときに煙で帰れば再生の薬草でもとにもどせるはずだ」
でも最後でもないのに煙にするなんてできるのだろうか・・・
灰色さんも黒色さんもいろんな薬草を考えてみました
そしてある結論がでたのでした でもそう簡単にためすなんてできない・・・そう思っていましたがどうしても月に帰りたい長耳さんが
「わたしがやってみます」といったのです(それでうまくいったの?)はいうまくいったのですよ
でも煙になるのは若いときでないとだめでした 若すぎてもだめですね 年をとっているものは月にけむりがとどいても再生できなかったんです
それでも月に帰りたいというときはそうしましたけど・・・
だからかあちゃんもわかすぎたので時期を待っていたんですよ
そのうち地球側で時空の穴を固定することができたんです
これができると月でも・・・と思ったのですが月側はなかなかできなかったんです

(それでかあちゃんも落ちちゃったんだね)実はかあちゃんが落ちたんではなくてうさ太が落ちたんですよ
(えっ!!)(うさ太が落ちたって・・・こどもは安全だったのでは?)
筏にいれば安全ですがうさ太の場合は・・・

かあちゃんはようやく筏から降りることができる年になって初めて赤ちゃんおもちをまぜるところを蜜ことができました
そしておもちが赤ちゃん煙になって腕に抱かれ赤ちゃんになっていくのを見たのです
「かわいいな~わたしも早く赤ちゃんをだっこできるようになりたいな~」
赤ちゃんは三人生まれました 少しおもちが残っていましたが赤ちゃんが」生まれるには少なかったので
誰ももうおしまいだとおもっていたのですが・・・なんと小さな煙があがってきたのです
そしてその煙はかあちゃんのところにむかってきました
かあちゃんは赤ちゃんを抱くにはまだ小さかったのですが大人のまねをしてうでをひろげました
そのときです・・・かあちゃんはびっくりしました
かあちゃんのすぐ横に時空の穴ができたのです・・・まるで赤ちゃん煙をねらったようにきたのです
赤ちゃん煙は吸い込まれはじめました
かあちゃんは思わず手をのばし赤ちゃん煙をつかまえようとしました あっというまにかあちゃんも一緒に吸い込まれてしまいました
横にいた灰色さんが気が付いて手をのばしたのですがまにあいませんでしたが時空の穴をつかまえることができました
「ワッ~~~」時空の穴はキュウーンと動き出したのです すごい力だったので灰色さんも引きずられてとんでしまいました
でも手ははなしません せっかくつかまえたのですからね
飛んでいく灰色さんを追いかけて別の灰色さんがほうきに乗って追いかけていきました・・・バリアをやぶって
二人と時空の穴はとんでいってしまいました
残った灰色さんはすぐ地球の黒色さんに連絡しました

地球の時空の穴を固定している森の中に住む黒色さんは大急ぎで飛んでいきました
穴の出口には・・・かあちゃんが気を失って倒れていました
手には赤ちゃん煙をしっかりにぎりしめたままでした・・・赤ちゃん煙はダラリとなっていて生きているのかわかりません
黒色さんはすぐバリアでくるみこの家に連れてきたのです(この家はもうあったの?)
ええ時空の穴を固定したときにつくりました ここは月と同じ環境にしてあるので月に帰るための煙にしやすいのです
家に着くと黒色さんはすぐにかあちゃんに薬草を飲ませました かあちゃんが目をあけました
黒色さんを見るとびっくりし泣きだしました かあちゃんはまだこどもでしたからね
黒色さんはかあちゃんの手から赤ちゃん煙をそっと取ってかあちゃんの腕をあかちゃんがうけとれるようにひろげました
赤ちゃん煙をうでにだかせましたが・・・赤ちゃんになりません
黒色さんは薬草を細かくして赤ちゃん煙にふりかけました
やがて・・・煙はフワフワとゆれながら赤ちゃんになりはじめました
かあちゃんはもう泣き止んでうでに中の赤ちゃんを見つめていました

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