むずかしいことは心にあることをそのまま文字にすること

いろいろあるのに文字うちが苦手でつい省略してしまう

だからいいかげんなことになってしまう

どうしたもんじゃろね

お月さまには誰か住んでいたのでは？

お月様はこたえた

以前は長耳族がいたけど今はいない

地球からのわるいものでよごれてしまったから引っ越ししたんだよ

どこに行ったの？

フフフ・・・お月様は笑った

安全なところなんてあるの？

大丈夫・・・安全なところにいるからね

長耳さんたちに会ってみたかったな～

わたしは汚れた地球を見ながらお月様の青白い光を見つめた

遠い記憶の中のふるさと

もうみつけることはできない

のんちゃんとふたりで探してみたけれど

どこにもないよ

わたしにはふるさとはないんだね

わたしに見えるものはみんなには見えない

だからいつもひとりぽち

つないでいた手をふりほどき歩いて行こう

手のひらはまだあたたかい・・・誰のぬくもりなんだろう

思い出せないってことはもういないってこと

ひとりでいい・・・歩いて行こう

もどってこない時の流れを振り返ってみる

なにもかもそのままでいいと思う

間違った、ものはない

夢の中で飛び出そうとしていたあの頃

道は見えなかった

コスモス・・・宇宙・・・死

まわりまわってリングワールド

過去を掘り起こす

泣いたのはそのことじゃない

リングワールド再び

難しい本だった

いつか行く宇宙にコスモスの花咲かせられるかな