詩の部屋一覧


11月のうた

木の葉はあんなにさりげなく

別れを告げていけるのに

 

さよならを言ってから

それでもあなたを見つめてしまう

・・・わたし・・・


嫌いだったあの頃なのに

昔を思えば

嫌い、嫌い、嫌い

そんな文字でしかあらわせなかったのに

 

今はこんな世界になって

哀しいくらい恋しい

会いたい人にあっておけばよかった

行きたいところに行っておけばよかった

 

もうそんなことはできないの?

 

Tさん・・・・いい友達になれたよね

あのとき声をかけていたら

きっとTさんもそうおもっていたよね

一瞬見つめあったあのとき勇気をだしていたら

いつか会いに行こうと思っていたよ

あのS町のお茶屋さんへ・・・

 

嫌いな時代だったけど・・・なつかしいこともある


ポロポロと泣けない

なぜかな・・・

ポロポロと泣けなくなっちゃった

哀しい歌をきいたのに

思い出がよみがえったのに

わたしの心にひびいたのに

 

でも泣けない

涙はどこにいっちゃったのかな~


たそがれ色

わたしの心はたそがれ色で

夕暮れにはいつも泣く

かあさまが恋しいと・・・

 

あたたかさがどんな色か

忘れてしまうほど

わたしは遠くまで生きてきた

 

人の心がうとましく

わたしはひとりが好きになって

わたしの心はたそがれ色

夕暮れにはいつも泣く

 

あの人が恋しいと・・・