黒色さんたちは空へとむかったのです
どんどん高く高く飛んで行きました
「エッこれって地球にむかってるんじゃないの?」見ていた白黄色族はびっくりして
みんな立ち上がってしまいました
黒色さんたちはスピードをあげみるみる小さくなって行き見送る灰色さんたちは手をふりながら
なかには泣いている灰色さんもいました「ククゥククゥ・・」悲しげな声がしました
やがて点になりそして消えてしまいました
灰色さんたちは悲しげに肩を落とし森に帰りはじめました
そのころはまだ水晶玉は灰色さんたちも少ししかもっていなかったので森に帰らなければ見ることができなかったのでしょう
わたしたちの仲間にはもう見ることはできません
地球をみながら無事に着いたのだろうかと心配するだけでした
いつもなた遊びにくるころになっても灰色さんたちはなかなかきませんでした
なぜ黒色さんたちは地球に行ったのかと聞きたくてもできません
森の奥に行って灰色さんたちを呼んでもでてきません
魔法の森はシ~~ンと静まり返っているだけです
たくさんの時が過ぎました ようやく灰色さんが遊びにやってきました
みんなは黒色さんのことを聞きたくてうずうずしたいましたものね
「みんな無事に地球につきましたよ 村のひとたちとも仲良くなりました 人間さんの中にも
薬草をよくしっていたり少し魔法もつかえる人がいて(魔女)と呼ばれているので黒色たちも
魔女と呼ばれているそうです それに空飛ぶ棒を魔法のほうきと呼んでいるそうです・・・ほらこれは人間さんが
使っているほうきですよ フフフにているせしょう?」
水晶玉をだして見せてくれました
「ほうき?これも空を飛ぶの?」
「いいえこれは掃除をするものだそうです」
「掃除?」月では掃除をしませんからね みんなにはなんのことかわからなかったんですよ
(おらは知ってるよ ほうきは使わないけどね)
ほうきはほんとに空飛ぶ棒ににていたのでそれからはみんな空飛ぶほうきとか魔法のほうきと呼ぶようになったんですよ
(お月さまでは掃除はしないの?)ええしませんね ゴミがないですからね
地球で魔女と呼ばれ人間さんのけがや病気をなおしてあげ黒色さんたちは元気に暮らしていました
でもなぜ地球に行ったのでしょう
それは灰色さんは教えてくれませんでした
今でもそれは謎になっているんですよ
地球の黒色さんはその後たいへんなことになったのです
まったく人間さんときたらなんてひどいことをしたんでしょう・・・(ひどいこと?)