二人は黄色い長靴を持って赤ちゃんのところにいきました。
赤ちゃんは気持ちよさそうに眠っています。ママと同じ薄桃色の肌、パパと同じ
長い耳とまあるいしっぽ・・・
「名前をつけようね」パパは長靴の片方をママにわたしました。
二人は指で長靴のふちをなぞりました・・・奇妙な模様が描かれました。
「もも太」同時に声にだすと顔を見合わせて笑いました。
「お月様では今は太をつけない名前がはやっているのにこんちゃんはなぜもも太にしたの?」パパが聞くと「だってゆう太のこどもだもの・・・ゆう太はなぜ?」
「そのほうがわたしたちのこどもらしいからね」パパとママは黄色い長靴をそっとベッドのそばに並べておきmした。
窓からお月様が三人にやさしい光りをなげかけていました。