おいしい秋おいしい秋見つけた~~~
神さまがくれたやさしい?
散歩道に教会があります。今日は日曜日・・・讃美歌がきこえるかな?って思いました。
いつも閉まっているドアが開いていました。
雨降りなので傘立てに傘がいっぱいです。ドアのそばに今日のお話の内容が書いてありました。
「神さまがくれたやさしい・・・」目の悪いわたしには最後の文字がよく見えなくて、立ち止まって首をあちこち傾けては文字を見ようとしました。
中から女の人がでてきて・・・ドアをパタンと閉めてしまったのです。数メートルしか離れていないところにわたしが立っているのに。
興味のない人が入り口に書かれているものを見ているかしら?
わたしだったら「どうぞお入りになりませんか」って声をかけてしまうだろうな。
讃美歌もきこえなかったし、神さまの声もきこえない・・・冷たい教会でした。
ところで・・・神さまがくれたのはやさしい・・・なんだったのかな?
心ではなかったでしょうね。
紙飛行機に乗って
白い紙で飛行機つくったよ
紙飛行機に乗って
ぼくは窓から飛び出した
空は青くて気持ちよく
風は飛行機を高く運んで行く
小鳥さんこんにちは~
ぼくは高く高く飛んで行く
いつのまにか白い紙飛行機は
空の青に染まって・・・
ぼくは飛んで行く・・・
・・・・やがて
ぼくは空に落ちて行く
青い空に知手行く
青い空よ受け止めて
落ちて行くぼくを受け止めて
お月様は見えますか・・・(終)
「きれいなお月様」だね」
「この窓は特別だからとてもきれいにみえるのよ」
地球から見えるお月様はこんなにきれいでないことを二人はちょっとさみしく思いました。
「人間さんがもう少しお空を汚すようなことをしなければいいのに・・・」お月様もうなずくようにきらめきなした。
「ねえゆう太、みんなを連れてお月様に帰ることはできるの?」
「もちろんできるよ・・・ドリームバスの改造は順調ですよ。灰色さんたちも力をかしてくれますからね。ただ・・・」「ただ?」
パタパタともも太が手足を動かしました。「いいこね・・・」ママはそっとからだをさすってやると静かにまた夢の中にはっていきました。
「灰色さんは大昔十人で地球にやってきたけど、三人が火あぶりにされてしまったよね・・・」
「・・・」ママはポトリと涙を落としました。
「二人は人間さんの中で生き延びることができたけど・・・ひとりだけどうしても行方がわからないんだよ。水晶玉にもうつらない、魔法でもさがしだせない・・・でも灰色さんは死なないからきっとどこかに生きているはずなんだけど」
「動物とか植物の中にはいりこんだとしてもわかるものね。あの時代のさまざまなものをさぐってもだめだなんてどういうことかしら」
「ぜったいに探し出してみんなでお月様に帰らなければね」
きらきらとお月様が光を放ち待っているよと言っているようでした。
「灰色さん、どこにいるの?みんな待っていますよ・・・あなたのいるところからはお月様は見えますか?」二人は祈りました・・・
終