わたしは家にもどると「魔女ばあちゃん魔女ばあちゃん」と叫びました
「おやおやきにろどうしたんだい」魔女ばあちゃんはいつもトロリンとして感情を忘れてしまったようなわたしがバタバタしているので驚いたような顔をしました
「こんちゃんがねこんちゃんが見えるように魔法をかけてって」
「落ち着いて落ち着いて・・・ゆっくり最初から話してごらんよ」
わたしはいつもはすぐに忘れてしまうのにこんちゃんのことは最初から全部話すことできました
「なるほどなるほど」魔女ばあちゃんはわたしの話を聞くと水晶玉でこんちゃんのいる場所をうつしだしました
「・・・確かにぬいぐるみだねぇ」
「見えるようにできる魔法ってあるの?わたしにも使えるのかなぁ」
魔女ばあちゃんはしばらくおでこをコンコンしながらなにか考えていましたが「これはわたしの魔法ではなくおまえの力を使うといいのかもしれないね・・・どうやらこんちゃんもきっと・・・」
「えっ?わたしの力ってなんのこと?わたしはなんにもできないよ」
「大丈夫きっと大丈夫・・・だめなときはわたしが魔法を教えてやるからね」
魔女ばあちゃんはわたしの力はこんちゃんに触る必要があるからとこんちゃんを手元に引き寄せる魔法を教えてくれました
「ところで・・・わたしはそろそろ若返りの眠りにつこおうと思うんじゃよ」
「うんじゃあベットを使ってね」
「いやいやベットはそのままきにろが使っていいんだよ わたしはちゃんとほかに眠るところがあるからね 夕方きにろが起きたよきにはもうわたしは眠りにはいっていつからわたしがいなくても踊ろかないようにね なあにそんなに遠くにはいかないから困ったときには呼んでおくれ すぐにくるからね」
「うん・・・」わたしはちょっと不安でしたがいつものようにシチューを飲むとベットに横になり・・・眠ってしまいました
目がさめると・・・魔女ばあちゃんはいませんでした
シチューは魔法のしゃもじがグルグルかきまわしていてわたしがすぐに飲めるようになっていました
「そうだ・・・暗くなったらこんちゃんのところにいかなければ」
うまくこんちゃんが見えるようになるのかわたしの力というのがわからないのでととても不安でしたが待っているだろうと思うと行かないわけにもいきません
そして・・・わたしは魔法のほうきにのって(なんだかほうきがいつもより重く感じながら)こんちゃんのもとへとむかったのです