月の異変

月はざらざらした砂と小石と岩しあありません
森も地球のような色ではなく灰色がかった緑です
地球は色ろりどりで変化もあるから見ているだけで楽しいのです
だから地球を見つめることが好きな長耳族はその日も地球を見ていました
「なんだか戦争ばかりしているね」
水晶玉のように見えるわけではないけれどあちこちでぶつかりあっているのがわかりました

「アッ~~」あまりの光の強さにみんな思わず目を覆いました
「なにがあったの?」「なんの光なの?」なかには目を覆うのが遅れてしまってパチパチまばたきをして「見えないよ~」
とべそをかいているものもいました その日だけでなくまたしばらくすると同じようなするどい光がみえました

灰色さんが数人ほうきに乗って飛んできました
「みなさん森にはいってください 外にいてはいけません」
「目が・目が・・・」「大丈夫ですよ しばらく目をつぶっていてくださいね」
「地球の黒色から連絡がはいったのですが・・・とんでもない爆弾がつかわれたそうです」
「とんでもない?」
「・・・人間さんときたらまったくなんて恐ろしいことをしたんでしょう 月に影響がでるかもしれないですね」
「どんな?」「それはわかりませんね しばらく森にいたほうがいいですよ」
「黒色さんたちは?」「大丈夫ですよ」

みんな灰色さんの助言で森の中にいたのですがそのうちもういいだろうと外に出るようになりました
(異変が起きたってどんなことがおきたの?)
最初はそのことが異変とは思わなかったのです

以前のように地球を見ながら数人がおしゃべりをしていたのですが「そろそろ森にはいって休みましょうか」
「そうねそうね」立ち上がり歩き始めたその時一人が「アッ」とまるで足元がすべったようになりました
しりもちをつくように見えた瞬間・・・消えてしまったのです
もちろん消えるなんてありえないことだからみんなは「あらら?」とまわりを見回しました
森の中にいた仲間も「あらら」と?」とまわりをみまわしました
誰の目にも姿が見えなくなったのです
どこをさがしてもいません
「灰色さんにさがしてもらおうよ」

灰色さんは水晶玉を使って月のさまざまなところをさがしてくれましたがやはりみつけることはできませんでした
「これは・・・もしかすると・・・」

不安げば灰色さんは地球の黒色さんを呼び出しました

ピカピカと水晶玉が光ると黒色さんの顔がうつりました

なにか心の言葉で話していましたが・・・

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