まだ夜が明ける前のこと
ついに星になる日がきた
わたしの身体が静かに消える
そして星になった
これからどこに行き何を見よう
この広い夜空のどこかで
これがさいご・・・
ありがとう
まだ夜が明ける前のこと
ついに星になる日がきた
わたしの身体が静かに消える
そして星になった
これからどこに行き何を見よう
この広い夜空のどこかで
これがさいご・・・
ありがとう
母は姉と義姉と同じ年まで生きたいと言っていた
でも残念ながら生きることはできなかった
母はくやしいくやしいと言い続けていた
その時わたしは思った・・・わたしは母の年まで生きることはないだろうと
母はわたしにそれをゆるさないだろうと・・・
だから今わたしは死にむかっているけどなにも思わない
やっぱりねって思うだけ
病名だってきっと母は願ったのかもしれない
母はわたしの中に重く存在している